【イ軍編3289】ザ・ウォール新球場設立編
12球団最強打線を誇るマ軍が、ホーム球場老朽化に伴い、新球場設立を画策。最新鋭の設備を備えたメジャー式の球場案がぶち上げられたものの、様々な候補地が浮かんでは消えて、一向に進まなかったものである。
そして、その主な原因が「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍にあるというのであった。
「そらワールドクラスのワイらとやるんじゃあ、生半可な新球場じゃあ不足も不足やろうからなあ」
「こちとらも30代後半がボリュームゾーンなんやから、早く建てないと間に合わんやで。ぉん? もしかして今の黄金時代メンバーに長く現役をやって欲しいからいう、新球場しぐさによる延命活動の可能性が巨レ存…?(錯乱)」
てな感じで、ここぞとばかりに調子に乗りまくるイ軍戦犯系ベテランズであったが、実際、新球場設立難航は、斜めの上の方向で彼奴等のせいだったのである。以下、マ軍新球場委員会会合より――――
「しかし参ったの~、新球場案、いいとこまでは行くんやが、全部イ軍との対戦がネックになって潰れよる(憤怒)」
「ウチの打線が強過ぎ&イ軍投手陣が爆炎過ぎて、『打球が場外飛んで危ないから、屋外球場は駄目ゼッタイ』と、自治体が許可出しよらんですからね。今の時代にドーム球場とか有り得んし、かといって開閉式の屋根付ける予算も無いし、もうこれパリーグ行くしかないですよ(震え声)」