【イ軍編3277】ぶっかけセレブレーションに殴り込みをかけた男たちがいた
「球界の盟主」バ軍VS「球界の掃き溜め」最弱イ軍戦で、事件は起こった。
9回裏、バ軍の三番打者尾藤が、イ軍のリリーフ「北の火薬庫」こと北朝鮮系ベネズエラ人投手チョ・マテヨに、サヨナラ満塁ホーマーを喰らわせたのである。
チーム一の人格者である尾藤が打率2割台前半と不調で苦しんでいた反動で、「これで復活や!」と、バ軍サイドは大歓喜オブ大歓喜。ナインがホームベースでペットボトルで水ぶっかけセレブレーションをしようと待ち構えていたのであるが、そこにイ軍ナインが押し寄せたのであった。
「ちょ、待てよ! これは『サイン盗み!』『飛ぶバット!』とか言うて、いちゃもん付けてくる可能性が巨レ存どころじゃない(確信)」
「あるいは一緒にお祝いして八百長成功アピールやな(震え声)」
てな感じで身構えたバ軍ナインであったが、イ軍ナインから笑撃の真相を聞かされ、おったまげつつ水をぶっかけてあげるのであった。イ軍代表アームブリスター曰く、
「サーセンセン! ちょっとワラー(ウォーター、水)ぶっかけプリーズ! ウチのマテヨがさっきの被弾で防御率10点台&今年30本目になって、逆インセンティブほぼ確、ショックのあまり気絶しちまっての~。100㎏オーバー重過ぎガバガバボディでベンチまで運ぶの大変やから自分で歩いて帰らせたいんで、人助けや思うて、一つ頼んますわ!」