【イ軍編3276】禁断のセリーグ5位予想
通算2510本安打をマークして昨年までサ軍のチームリーダーとして君臨し、今年解説者1年目の柿内。現役時代からのド派手&ほんのりブラックな交友関係に拍車が掛かってしまったのか、春先からポリスが張り付いているとかいう怪情報が、球界を駆け巡っていたものである。
「柿内の野郎、お薬(意味深)でボディメイクしとるいう噂が絶えんかったからの~。遂に御用5秒前か?」
「絶対使っとるから(確信)、彼奴の記録は全部無効にしてどうぞ。その分の防御率は下がる筈やから、本来なら得られる筈だった年俸分を計算して請求書送るんで(憤怒震え声)」
てな感じで、自分たちの数々の疑惑は棚上げして、ここぞとばかりにディスりまくるイ軍戦犯系ベテランズ@投手部であったが、此度の柿内の災難は、彼奴等が大いに関係しているのであった。後年、ラーメン店経営大失敗からマネーに困って自伝を自費出版した本人が、小銭稼ぎの地下トークショーで曰く、
「ワイ、本来ならまだ現役やれたのに、サ軍と喧嘩別れして引退したからの~。その勢いで解説者1年目の順位予想で、サ軍を最下位にしちまってなあ。『何でイ軍が最下位じゃないんや! 絶対八百長企んどるやろ!』言うてポリスから鬼詰めされて、まあ難儀したわな。実際、外から野球見たら現役時代に感じとった以上にイ軍の弱さは飛び抜けとったから、そらイ軍を最下位予想にせんと、色々疑われんのも止む無しと思ったわね(震え声)」