【イ軍編3269】勝ちゃあええんやろ系無言監督の口を割らせた男たち
かつてパリーグのオ軍でリーグ優勝2回を果たした名将田伏が、単年1億の年俸に釣られて最弱イ軍の監督に就任。
オ軍時代の8年間、チームの機密絶対守るマン的なスタイルで、あまりにも喋らず監督記者会見もぶっちぎりまくった事から、「サイレントT」の異名を取っていたが、イ軍では少しずつ話すようになった――――どころか、試合後のインタビューで小一時間近く応対するようになったのである。
「彼奴も一流選手ワイらとの触れ合いで、ようやく興業の何たるかを学んだんやろなあ」
「勝てばええんやろ! とか言ってファンサせんうちは、プロとして二流やで」
てな感じで上から「ワイが育てた」コメント製造機と化したイ軍戦犯系ベテランズであったが、田伏の変身は、彼奴等のお陰(適当)ではあったのである。以下、某スポーツ紙の田伏番曰く、
「ワイはオ軍時代も担当だった事があるんやが、そん時と比べると別人レベルでよう喋るようになったで。それもこれも、イ軍戦犯系ベテランズが田伏はんを転生させちまったんや。何せ打てず守れず走れずの逆三拍子やからの~、想像を絶するストレスでさすがの鋼のメンタルもおかしくなっちまって、試合後はマスゴミ相手に選手ディスをぶちまけずにはおられんくなってしまったんや(震え声)」




