【イ軍編3263】「メジャーのスカウト見に来たら本気出す」
昨オフに総額33億4千万円の大補強を敢行しながらも、開幕直後の8連敗が響いて7月に入った時点で勝率5割ジャストと、優勝が非常に微妙な情勢となっている「球界の盟主」バ軍。オールスター前に何としても貯金を作っておきたい状況で迎えた最弱イ軍との三連戦、ポ〇モンスリープに夢中で試合を欠場がちになっているイ軍戦犯系ベテランズを確実に試合に引っ張り出すべく、バ軍首脳陣は一計を案じたものである。メジャーの某有名GMがお忍びで視察に来とる! という煽りを、そっくりさんを用意した上で発動したのであった。
これには「ポスチングでメジャー入り、マネー10倍買王拳や!」という妄想を本気で信じているイ軍戦犯系ベテランズが、三連戦初戦で久々にスタメンで顔を揃えたのであった。
「イケる! イケるで!!!! ここで三連勝してがっちり貯金や!!!!」
と、今回のヤラセを仕切ったバ軍球団幹部は邪悪な笑みを浮かべたのであるが、イ軍サイドの商魂に火が付いてしまったのが大誤算。
「ヤ〇キースのGMが観に来とるんやろ? ローテ前倒しで三戦目に相原投げさせてよ、FA直前ポスティングでチームの未来(財源)を確保ぜよ! からの、手数料いうか中抜きいうかアイデア賞でワイの住宅ローンもクローザーぜよ(小声錯乱震え声)」
てな感じで三戦目にイ軍のエース相原が出てきてしまい、
「な~んで一日前倒しで投げさせられなきゃならんのや、こちとら言われた登板日から逆算して精密調整しとるっつーの!」
と、ガンギレを投球に載せて怒りの13奪三振完封勝ち。バ軍は勝てると思った試合を一つ落としたショックが尾を引いて、最終的には4位フィニッシュで優勝どころかCS逃して無事死亡。絵に描いたようなブーメランボールが完成してしまったのであった。




