【城戸編632】大学野球で最大規模のネットを張らせた日本最強打者
「本人申告以外で先発4番を外す場合、決定した者が罰金200万支払う」
とかいう狂気の契約のせいで、完全に呪いのアイテムと化している「40億の不良債権」こと最弱イ軍の四番、城戸。ほぼ全試合4番として出場しながら、どんな場面でも長打を狙わず自分の打率を最優先するフォア・ザ・ミーの権化ショートヒッターであるが、大学時代は「城戸ネット」伝説の持ち主なのであった。
その大学からプロで実績を残した三大OBが、それぞれ通算334本塁打、315本塁打をマークした強打者2人、そして城戸であったが、城戸の為に張られたネットが一番凄かったとかいう怪情報が、まことしやかに語られていたものである。
「どうせ城戸が仕込んだヤラセ伝説やろ」
「いやいや、大学野球はプロより取り締まりが緩いから(多分)、違法飛ぶバット・飛ぶボールを使い放題だった可能性が巨レ存…?」
等と様々な憶測が流れたのであるが、ネタ不足で仕方なく取材した某マスゴミに対して、マネー欲しさが城戸と関わって被る風評被害リスクを上回った、当時を知る大学関係者が匿名を条件に答えて曰く、
「何かみんな勘違いしとるんやが、大学時代に城戸がホームラン打ちまくったとか、そういう話じゃないんやで。彼奴の打率乞食っぷりは学生時代からでの~、汚いバントヒット連打でガンギレした客が物投げしまくるから危ない言うて、スタンド全面にネット張った事があったんや。それが『城戸ネット凄い』伝説の真相なんやで(震え声)」




