表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
4245/5127

【イ軍編3221】「目で頃せ」3.0

 パリーグのド軍からセリーグのマ軍へFA移籍してきた通算本塁打334本の強打者、小田部。強打と同時に選球眼も優れており、その長打力にビビり半分のセリーグ投手陣相手に、出塁しまくっていたものである。

 そんな小田部が単打で出塁した最弱イ軍戦、先発登板していたヤングエース相原に詰め寄り「ユー、何をガン飛ばしまくっとるんやゴルァ!」と、クレームを付ける事態が発生。

 エースが逝くと勝率1割以下になって秒速解雇待ったなしとなるイ軍首脳陣が飛んで来たが(※なお相原の実力と顔面偏差値に鬼嫉妬の戦犯系ベテランズは2828しながら遠巻きに眺めているだけの模様)、何事かを淡々と説明する相原に、小田部のテンションはすぐと鎮静化。最後には涙ぐみながら相原の肩をポンポンし、解放するに至ったのであった。

 そして試合後、相原が語った真相には、誰もが涙不可避に追い込まれたのである。曰く、

「小田部さんね、『盗塁予防にしても、ガン付け過ぎやろ! そもそもワイ、プロ生活10年で通算1盗塁やで!』って怒っちまってなあ。いやいや、そうじゃないんです、走者じゃなくて、野手を睨んで釘付けにしとるんですと。そうしないと彼奴等、球を怖がって逃げるから、全部ヒットになってまうんですて説明したら、何か同情爆買いしてしまってねえ。『今度からユーがそういう気を廻さんで済むように、全打席ホームラン狙う』とか言ってましたわ藁」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ