【城戸編628】優勝チーム、最後のピース・ダブル
大エースを故障で欠きながら、止むを得ず3年目までのヤングを先発ローテに並べたら全員覚醒し、まさかの優勝戦線をリードする事態となっている関西のサ軍。そこで、首位固めを更に盤石なものにする為、トレードデッドラインを月末に控えたタイミングで補強工作を緊急始動。先日、推しポケモンの相違で激おこオーナーから馘首されたヤ〇キースのメジャー334発男カマングスと、「40億の併殺魔」こと最弱イ軍の四番打者城戸が最有力候補になっているとかいう怪情報が、球界を駆け巡ったものである。
「ふむゥ、サ軍のヤングパワーにワイの打撃が加わればデーモン・メタルロッド(鬼に金棒)やが、果たしてイ軍が至宝を出すカナ…? そこでこちとらからの提案なんやが、レンタル移籍でどや? ペナントを盛り上げつつ、ワイもレンタル手当で潤う、新しい形の家族(野球人類皆兄弟理論)で球界を発展さそうや、おん?」
てな感じで、ここぞとばかり勘違いコメント製造機と化した城戸であったが、サ軍内部で、彼奴の獲得がガチで検討はされていたのであった。というのも(以下サ軍編成会議)、
「イ軍側はトレードマネー5億+残りの年俸(4億×2年)の8割負担まで言うてきとりますわ。トータル11.4億、カマングスの要求額10億はクリアやけど、来年以降の分割払いにしてもらえんか、先様の代理人と交渉しとります」
「イ軍は高額廃棄費用払ってでも、よっぽど城戸を処理したいんやの~、まあ獲ったら城戸自身の意志でしかスタメン外せんいう、完全に呪いのアイテムやからなあ…」
※という城戸の特殊な契約(スタメン外したら、指示した人が罰金200万)がネックになり、仮にカマングスを獲得したとしても、城戸スタメン(誰も罰金払いたくないので不可避)でそれ以上のマイナスが出るという最新野球AIの判定が出てしまい、サ軍の補強工作は頓挫したのであった。




