【城戸編625】日本最強打者10本刀、ゲスアベンジャー編
総額30億で鬼補強しながらも、投打が噛み合わずまさかのBクラス転落、来季こそは絶対優勝の十字架を背負わされた「球界の盟主」ことバ軍。
特に勝率6割台と取りこぼしの多かった最弱イ軍戦(※通常なら悪くても勝率7割、本気で勝ちに行けば勝率9割台イケる)で、勝ち星を固めておく為に、「世界の併殺魔」こと四番打者の城戸を徹底マークする事が決定。シーズンオフに入ると同時に、かつて首位打者3回、本塁打王3回、打点王4回を獲得した大打者が、不倫現場に乗り込んだヨッメに頭フルスイングされた角材から削り出した呪いのバット「ゲスアベンジャー」を、匿名の城戸オタと偽って献上。
「ファ~wwww うっすら紫みを帯びとってパネェオーラで球飛びそ~wwww」
と、城戸は満面の笑みで受け取ったものである。
これを見た当件の仕掛人、バ軍某幹部は、
(クックック~ン、このゲスアベンジャー、1スイングごとに呪いが溜まってくポイント制やからね、イ軍は今年秋季キャンプやる言うとるし、来年の開幕が楽しみやで~ッ)
てな感じで邪悪な笑みを浮かべていたのであるが、イ軍秋季キャンプの2週間で、城戸は練習するフリだけして貫禄の0スイング。
からの、本来選出された選手の怪我で代替出場した日米野球での用具交換で、旅行目的で来た引退5秒前メジャーが、城戸に
「ユー、シャレオツなパープルオーラバット持っとるやん。パープルはワイのラッキーカラーやから欲Cくて欲Cくて震えまくリリカル! ――――ミスターキッド、聞けばジャパン屈指のパワーゲーマー(適当)なんやろ? ほな任天〇USAが作ったスーパーマ〇オの希少漫画本と交換したるわ」
と、持ちかけ、目出度くトレード成立。
この引退5秒前メジャー、通算334本塁打の超大物ファッカチェンが小遣い稼ぎで単年7億でバ軍と契約し入団からの、来日後の春季キャンプで紫バットこと前述のゲスアベンジャーで振り込んだ事で呪いのポイント爆増。四番に座りながら打率1割前後でBクラスの使者となり、一連の仕掛人であるバ軍幹部は、風のように解雇されたのであった。




