表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
422/5134

【イ軍編58】イ軍がパリーグの王者にセの野球と社会の厳しさを叩き込む

 セパ交流戦、レ軍―イ軍戦。

 昨年のパリーグ覇者でありながらも更に30億補強を敢行し、球界最強の布陣との呼び声高いレ軍。セのお荷物であるイ軍とは戦力差があり過ぎて戦う前から試合にならないような状況であったが、何故かレ軍の動きが硬く、普段からは信じられないような凡ミスが多発しているのであった。

 イ軍ベンチでは、

「フッ、強者は強者を知るって事だな。レ軍の奴ら、俺らに完全にビビってる」

「よしゃ、金満レ軍に、セの野球と社会の厳しさを叩き込んでやるか」

 と、例によって勘違いコメントをキメまくる、良識ある野球ファンがその場にいたら失笑死不可避の亜空間を展開していたものである。

 一方その頃、レ軍ベンチでは、

「いやあ、やっぱイ軍とはやり辛いですねえ」

「うむ、勝って当たり前どころか、なまじ補強しまくったもんだから、20点差とかノーヒットノーランとか凄い勝ち方しないとファンが黙っちゃいねえからなあ」

 と、負け犬相手でも全力を尽くさねばならぬ、絶対王者ならではの悩みに頭を抱えていたのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ