【イ軍編3197】愛のテレフォン・スイングサウンド指導
最弱イ軍の霊能者兼野球選手、宜保愛甲。
2年目のオフにある出来事がきっかけで霊力に開眼したエピソードが、極一部で有名であったが、3年目のシーズン中、老害系OBコーチ生島に粘着されて打力がアップしたネタも、「数々の有望株を技術的に破壊してきた生島の糞指導から唯一生還した男」として、語られていたものである。
その生島の指導というのが、本人曰く、
「ミスター(ミスタープロ野球)が、電話越しでヤング強打者のスイング音を聴いて指導、後にタイトルを獲るまでになったいう話を知って『コレだ!』思いましてなあ。宜保愛甲にも同じやり方で一日数百スイングのテレフォン指導したったら、一気に伸びましたわね。動画でなくて、敢えて音だけに絞ったのがよかった。決してワイが老害過ぎてガラケーしか使えないからというワケではないんやで(震え声)」
てな感じで、それから10年近く経っても自画自賛が捗りまくる生島であったが、この指導によって宜保愛甲の打率が上がったのはガチなのであった。
「当時はワイもまだピュアホワイトやったから、生島はんに逆らうと干されると勘違いしとってなあ…先様にそんな権限ありゃせんのにね。でも毎日300とか400とか素振りすんのは絶対嫌だし、だったら野球霊を召喚して振らせりゃええわと。そんで霊力を高める食事や健康法を研究して、首位打者獲った名選手が奏でるスイング音を聴かせたりしたんですわ。そしたら駄目出しされて、通算打率1割台のワケの分からない奴のは絶賛しとったけどね。さすが壊し屋コーチだなと藁。その時に鍛えた霊力で、打席でこっちに来る球やら打った球やらを微妙に動かして、まあ打率が結構上がったわね(適当)」




