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【イ軍編3172】後輩プロテクト打法
セリーグのマ軍にドラフト5位指名された、某北陸の無名大学出身打者、玉川。レギュラー左翼手が故障した事で穴埋め的に起用されたのであるが、余程プロの水が合ったのか、打率3割台をキープし続ける打棒爆発で、五番打者に定着してしまったものである。
だが、その陰で、出身大学の野球部監督から「最弱イ軍戦では打つな」という指令が極秘に下っていたのであった。曰く、
「ユー、イ軍戦で打ちまくったら、『○○大にスカウト攻勢で5位争い大丈V!』言うて、絶対ウチの有望株をストーキングしまくるからね。後輩の練習環境を守ってスムーズなプロ入りを応援する為にも、打つの我慢してどうぞ」
果たして、玉川は監督の指示を忠実に守り、イ軍戦では安打を控え、四球狙いでFA。その結果、
「○○大の打法ではウチは打てんから、ウチに入れば苦手球団が消えて成績残せるで!」
という方向にイ軍スカウトをシフトさせてしまい、むしろ全力で有望選手が鬼ストーキングされてしまう、絵に描いたようなブーメランボールが完成してしまったのであった。




