【城戸編623】ヤング速球王を無安打でクラッシュした日本最強打者
昨年、関西のサ軍にドラフト一位入団した、ほぼ全球ストレートで155km以上を投げ込む速球王浜崎。
全身を振り切るダイナミックなフォームで投げられるストレートは、球速表示より伸びがあると各球団の強打者に言わしめる威力で、開幕から一か月で防御率0点台と、セリーグに旋風を巻き起こしていたものである。
そんな浜崎が大便秘打線を擁する最弱イ軍と初対戦した試合。イ軍打線は155kmどころか140を越えるストレートすら大体打てないだけに、凡打と三振を量産。しかし、ノーヒットノーランも見えて来た7回に、とんでもない事態が発生。イ軍四番打者の「40億の不良債権」城戸に投じたストレートが144kmを計測したかと思ったら、浜崎がマウンド上で肩を抑えて苦しみだし、そのまま病院送りとなったのであった。
「打てなくても投手を攻略、この打席には100安打分の価値がある(確信)」
と、ベンチに下がる浜崎を見てないようでしっかり視界の端で捉えながら悠々と素振りをする城戸であったが、城戸が浜崎をクラッシュしたのは間違いのない事実ではあったのである。以下、浜崎本人曰く、
「ワイは基本、全球全力投球しか出来ん火の玉BOYなんやが、城戸さんのあまりの凡打っぷりに、『さすがにちょっと抜いて投げても大丈夫やろ。むしろスタミナ温存の為に球速抑えるべき』みたいな考えが頭を掠めたんやね。しかし体は全力投球モードオンリーやから、心と体のバランスが崩れて肩を痛めちまったんや(震え声)」




