【城戸編622】ホームラン一本でスタンドを熱狂の渦に叩き込む日本最強打者
年俸4億10年契約で四番を打ちながらも、長打を捨てた打率最優先の割り切り過ぎたバッティングで、シーズン本塁打が2、3本とかいう最弱イ軍の超不良債権、城戸。
そんな城戸が、例によって長打の少なさを執拗にディスられた結果、
「ホムーランなんていつでも打てる」
と、ガンギレし、特製ボール(意味深)をスーパーバット(意味深)で打って、霊の力(同僚の霊能者兼野球選手の宜保愛甲にお小遣い)も注入して、数百打席振りにフェンスギリギリでホームランを打ち込んだものである。からの、打球落下地点のファンたちの間でボールが転々として、パニック状態になっているのであった。
(フッ、基本ワイのオタはツンデレ過ぎるからね、要望通りホムーランプレゼントしたら、狂喜乱舞して取り合いになっとるわ)
てな感じでドヤ顔でベースを一周する城戸であったが、一方その頃スタンドでは、
「おわああ! 城戸のボールをこっちに寄越さんでどうぞォ!!!!」
「捕ったら最後、城戸オタ認定されて、過激派イ軍オタから襲撃不可避やで!」
「3秒ルールや! 3秒までだったら持ってしまっても大丈V!!!!(錯乱)」




