【イ軍編3129】ドーム球場の主、風使いの反乱疑惑
「球界の盟主」バ軍の本拠地である新東京ドームで、数々の不自然な追い風を発生させ、チームを勝利に導いたと噂される「風使いカモープス」こと空調係の鴨居。ただ、完全に不正でチームの暗部オブ暗部だけに表立っては評価されず、年々爆上がりする選手年俸と比較しても圧倒的にお賃金が安過ぎる事から、いつか反乱を起こすのではないかと、その筋では注目されていたものである。
果たして、最弱イ軍戦で遂にチームを裏切ったとの怪情報も流れたのであるが、目立って不自然な現象は発生せず。
「カモープスの野郎、ワイらを風支援するいう話もあったが、多分バ軍にバレて職業生命的に処刑されとるんやろなあ…(震え声)」
「生活資金に困ったら出ておいで、悪事の証拠10倍買王拳でバ軍を成敗、それで上がった年俸で援助してあげるから…来年とかに…」
てな感じで追悼モードに突入するイ軍戦犯系ベテランズであったが、カモープス的には別にチームを裏切ってもいないし、解雇されてもいないのであった。以下、後年、うどん店経営に失敗して借金を返す為に自費出版した自伝で曰く、
「そらいくらホームラン量産しても給料上がらんのやから、思う所はあったが、対戦球団を勝たせようとしたとか、そういう事実は無いんやで。まあ確かにイ軍戦ではちと特殊な風を吹かせてやったが、あれは外野手からのリクエストでの~。イ軍の大便秘打線が外野フライ打ち上げると、あまりにも非力過ぎて球が内野手のちょっと後ろぐらいにしか飛んで来んから、前に出るのがまんどくさいと。だからちょっとのウインドコーディネート(適当)で、大して動かんでもええように定位置近くまでボールを運搬したったんやね」




