【イ軍編3078】オペレーション「ヘル&ヘヴン
某強豪国がWBC1次リーグ突破を決めた試合で、悲劇は起こった。マウンド上に集結し歓びの舞を繰り広げる選手たちの中で、羽目を外し過ぎてしまったか。剛腕クローザーが膝に重傷を負って、今季絶望となってしまったのである。
遠く離れた日本でその様子を見ていた最弱イ軍の新球団社長は、
「これだ!!!!!!!!」
と、絶叫。
打てば凡打、守ってポロリのチームのSSS級戦犯、「40億の不良債権」こと城戸を始末するには、大歓喜の輪で不可抗力の事故を演出するしかない――――という結論に至ったのである。
そうと決まれば電光石火、他球団の「野球は下手だが腕力に自信ニキ」かつマネーに困って仕事を選ばない系選手2名を金銭トレードで獲得し、マネーに物を言わせて「彼奴等一軍帯同させてどうぞ」と、現場介入までして、来るべきXデーに向けて準備を整えたのであった。
だが、この城戸暗殺計画は実行される事無くシーズン終了。後年、おでん屋経営に失敗し自己破産、マネー目当てで出版した暴露系自伝で、新球団社長は当時の真相を明かしたのであった。曰く、
「大歓喜の輪の中で城戸名誉の負傷(適当)、見たかったなあ…きっとみんな更に大歓喜になったやろなあ…(確信震え声)。準備に抜かりはなかったんやが、作戦に致命的な欠点があったんや。ワイが想定しとった大歓喜シーン、例えばサヨナラ勝ちとか何かの記録達成とか、チームも個人も最悪過ぎて、そういう場面が一回も無かったんや。イ軍の暗黒をナメとったわ(震え声)」




