【イ軍編3032】最弱ナインが故障者を本気で思いやった結果!
昨年、四国の独立リーグから最弱イ軍に加入した左腕投手三上。決して高くは無い年俸から、一軍全員に入団の挨拶を兼ねてお歳暮を贈る等の気配りで魅せ、秒速で信頼を勝ち取ったものである。
そんな三上であったが、5月に左肘に打球を受けてしまい長期欠場。本心はともかく上辺ではチームの勝利を強く願っていただけに、
「カミーがおらん間、ワイらが頑張らんでどうするんや!」
「チームの勝利をカミやんに捧げます」
と、畜生揃いのイ軍戦犯系ベテランズも、神妙な面持ちでコメントしたものである。
だが、そのポーズとは裏腹に、勝ちに行くどころか逆に微妙に弱くなって勝率が落ちるとかいう、これ以上ない畜生ゾーンに突入していったのであった。
「えっ…? ワイの人望、無さ過ぎ…?」
てな感じで震えまくる三上であったが、マスゴミ取材に応えて曰くのイ軍戦犯系ベテランズに、涙不可避となったのである。
「いやあ、ここでヘンに頑張ったら、上が『三上がおらんでもチームは大丈夫やんけ!』て判断して、カミやんが戻る席が無くなっちまうからね。せっかく独立リーグからNPB入り出来たのに、怪我なんかよりよっぽど気の毒な事態になるやろ。それを考えたら、おいそれと本気出す事が出来んようになってなあ…」
その結果、チームは深刻な大暗黒に突入、
「やっぱ戦力大幅入れ替えせんとダメや!」
という上層部の判断により、独立上がりの微妙感で、三上は真っ先に風のように解雇。イ軍戦犯系ベテランズのやさしさは、「三上に早期に第二の人生を歩ませる」という形で実を結んだのであった(適当)。




