【イ軍編3023】修羅場志願! 決意の男気投法!
「ワイも40になって峠を越えたベテラソやからね、捨て石で結構、ヤングの為の礎になりまっさ。一番キツイ場面限定で使ってもらってケーオツ(OK)やで」
と、殊勝なコメント製造機と化したのは、昨年サ軍を解雇され、流れ流れて最弱イ軍に加入したベテランリリーフ右腕吹田。ビビり揃いのイ軍爆炎投手陣が誰もがやりたがらない、走者有での限定起用を申告したものである。
果たして、本当にその通りに起用された吹田は、イ軍初年度に防御率4.96を叩き出し、リリーフの重要ピースとしての地位を確立(※イ軍投手陣の平均防御率は6点台)。もう終わった選手と見られたところを、3年の延命に成功したのであった。イ軍オタの印象としては、他のリリーフと同様に打たれていたのに、一体何故――――。
後年、小料理屋経営に失敗して小遣い稼ぎ目的で自費出版した自伝で、その真相が明らかにされたのであった。曰く、
「走者いる時限定で投げさしてくれ言うのがミソなんや。ワイは立ち上がりが超ニガテ(成長性E)やから、代わり端で大体打たれるんやが、他人が出した走者が還っても、自責は付かんからね。まずはチーム内のライバルの防御率を悪化させる事で精神的余裕が産まれて、自分が好投(※イ軍在籍時通算防御率5.32)する事が出来たんや」




