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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
4016/5128

【SNOW】邪魔する奴は、指先一つで、

 時は三月末、関西の雄サ軍VS最弱イ軍の開幕シリーズ第三戦。

 異常気象により三月というのに雪がチラつき、試合開始直前で気温―1℃と、とんでもない環境となっていたものである。

「おいおい、この寒さじゃ指が動かんでボール投げられんしバットも握れん、まともな野球にならんやで!」

「審判団は試合中止してどうぞ(憤怒)」

 と、サ軍ナインがガンギレオブガンギレする横で、

「フッ、さすが関西系クレーマー揃いのサ軍、ここぞとばかりに文句言うとるわ。どんな環境でも一流のプレーで魅せるのが真のプロじゃないんかオォン!?」

「ワイらオールタイム指を仕上げまくっとるからの~。ユーたち徹ゲー徹ゲー(※徹夜でゲーム)言うてワイらをディスりまくりよるが、本業を考えての二毛作ムーヴなんやで」

 てな感じでイ軍ベンチに満開のドヤ顔を咲かせるのは、球史に残るゲー廃揃いの戦犯系ベテランズであった。事実、徹ゲーだけでなくベンチで隠れゲームと、指運動に余念が無いだけに、この寒さでも指動作オールクリア。

 そしてプレーボール、寒過ぎて中止待ち、明らかにやる気の無いサ軍に、「この勝負もらった! ボーナスステージやで~ッ!!!!」と、ばかり気合の入るイ軍戦犯系ベテランズであったが、動くのは指だけで、本体は寒さに全く対応出来ず、通常稼働する指の動きに引っ張られて無理してヘンな動きを繰り返してはあちこちを痛め、病院送り退場ラッシュ。その後も数週間~数か月の故障離脱となりイ軍は戦力アップ(いない方が強い)、指先一つでシーズンをホットにしてみせたのであった(適当)。

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