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【イ軍編3008】ヤングエース、煽る
サ軍に高卒でドラフト1位指名され、3年目に30本塁打をマークし、一躍若き主砲としてスターダムに躍り出た若き強打者芥田。世代ナンバー1プレーヤーへのこだわりが強く、特に、同時期に頭角を現し、対戦成績1割台と抑えられている最弱イ軍のエース相原を、異常にライバル視していたものである。
「彼奴の攻略法は見つけました、今年は5割打ちますよ」
「イ軍に勝つのは当たり前ですが、相原を打たないと本当に勝ったとは言えない」
「顔面偏差値で負けても野球で勝つ。プロ野球選手ですから」
等と、気負いまくった発言を繰り返したのであった。
だが、当の相原と言えば、
「えっ? サ軍の芥田? ――――いやあ、全然意識した事なかったなあ…」
と、眼中無いです火の玉ストレートカウンター。このコメントを受けた芥田がSNSに怒りの煽り50万連打を繰り出す中、相原曰く、
「挑発してるとか、そういう意味じゃあないですよ。イ軍の場合、敵と戦う前にまず味方と戦ってますからね。打てない守れない走れないガバ野手連中にガンギレ過ぎて、対戦相手の事を考える余裕が無いんですわ(憤怒震え声)」




