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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
3996/5129

絶対に譲れないサイン交換がここにある!

 12球団最強打線を誇るマ軍VS最弱イ軍戦。

 マ軍本拠地で行われたこの一戦、両チームともエースが先発し互い譲らぬ力投で9回裏まで0-0で来ていたが、不運にもイ軍エース相原の左脚にピッチャーライナーが直撃。まだ投げられる、ていうか継投されたら打たれて絶対負けがつくからマジ勘弁、と相原本人は続投を強硬に主張したが、脚に力が入らない上に球数が120を超えていた事もあり、二死一塁で無念の降板。からの、相原登板試合で負けが許されない(他の先発は爆炎過ぎて勝つチャンスほぼゼロだから)一人一殺モードで右投手、左投手と継投に乗り出したのであるが、彼奴等は緊迫した場面に動揺しまくり、死球、四球と、一殺どころか一人一死亡で満塁となり、昨年本塁打王の四番打者を迎える事態となったのであった。

 ここでイ軍首脳陣はせめてやってる感だけでも出すために相手が右打者なので右の風神(なお被本塁打世界記録保持者)を投入。投球練習の時から球が上ずりまくり、被本塁打で負け確の未来しか見えなかったものである。

 だが、この緊迫した場面で、捕手綿貫とベンチのサイン交換が合わず、なかなか第一球に至らず。

「もう何をどうやっても負け確なんやから、こんなん実質遅延行為やで!(憤怒震え声)」

「ベンチと正捕手、責任の擦りつけ合い乙」

 と、イ軍オタからは激しいディス&ディスが巻き起こったのであるが、真相はそんな生易しい段階を既に完全に通り越していたのであった。以下、イ軍ベンチの首脳陣――――

「綿貫の野郎、こっちの指示に従えっちゅーの! 被弾確定は仕方ないとして、引っ張りでレフトに持ってかれたらビジター側に陣取るイ軍オタが暴動起こすから、右に流させろ言うんや!」

「しあしまあ、綿貫の言う事も一理ありまっせ。風神がそんな振り遅れさすような器用な投球、出来るワケがないですわ(震え声)」

「んな事言うても、イ軍オタに敵のサヨナラホーマープレゼントはガチで襲撃5秒前やろ…あっ、また綿貫からサイン来よった、スタンドNGの回避策思いついたと。ホームラン打たれても自分とこに直撃せんかったらオタ感情もヘイトMAXまでは至らんやろうから、無駄牽制球指示連発で風神疲れさせてから投げさせれば、場外ホーマー不可避でみんな丸く収まる言うとるわ」

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