汚いバント安打が実は聖なるカウンターだったという話
ドラフト2位で入団したパリーグのオ軍でFA権取得時、最弱イ軍と4億10年契約を締結し、スタメン四番外しを決定した者に罰金200万が発生するという特殊条項まで組んでいるにも関わらず、長打を捨てて安打優先、フォア・ザ・ミーに徹しチャンスの場面でも平然と汚いバント内野安打を狙いに行く城戸。
そんなダーティボールの権化城戸であったが、プロ入り当初は状況に応じて長打も狙うノーマルなスタイルで、毎年コンスタントに打率3割、10本塁打、30二塁打程度をマークしていたものである。
だが、顔、若さ、実力と三拍子揃った大人気者城戸に対して、当時のパリーグ投手陣が鬼嫉妬。徹底マークだけで留まっていればまだしも、あからさまなビーンボールを多投する執拗な内角攻めが展開される、異常事態となっていたのでった。
これで味方が報復、いやそこまで行かずとも威嚇のポーズだけでも見せればまた違っていたのであろうが、当時の所属チームの打線が低迷していた事で城戸が柱扱いされてしまっており、ベテランの醜い嫉妬ホイホイとなった結果、打線でムエンゴから地続きで人間関係もムエンゴと大ピンチに。
「ほなら、自分の身は自分で守るしかないやんけ!!!!」
と、腹を括った城戸は、いつ何時、頭部にビーンボールが投げられてもいいように、常にバットの握りを余らせまくりでバント9割5分の心構えで備えるディフェンシブスタイルに移行。そこから更にコンタクト精度を進化させ、ビーンボールをバント安打にする、ワールドクラスのいチート級スキルを習得。――――そう、実は今、城戸が繰り出すバント安打は、全て城戸に嫉妬した投手が投げた危険なボールであり、それを最も効果的な形で打ち返しているだけの、決してフォア・ザ・ミーなどではない、ジャスティスカウンターなのであった。
※以上、嘘みたいな話だが、全部イ軍がヘイト回避目的で売れないラノベ作家に頼んで書いてもらった作り話。




