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【イ軍編2974】MK5で目覚めた向上心
今年、最弱イ軍で解雇候補と噂されるK5(解雇5人衆)の一角、13年目内野手の角田。拙守貧打鈍足で長年人脈だけを頼りに二軍で生き残ってきたが、頼りの親戚筋の球団役員が定年退職した事で、遂にMK5(マジで解雇5秒前)となってしまったのである。
そんな角田が、現役最後のお情け一軍昇格を果たしたシーズン最終日、ベンチで選手名鑑を読み込んでいたものである。
「ちょ、下手すりゃ今日にも戦力外通告されそうなのに、努力するの遅過ぎィ! まあこういう姿勢が次の職場では活きるかもしれんから、頑張ってどうぞ(適当)」
と、スタンドのイ軍ファンはディスりつつもエールを送ったのであるが、伊達にイ軍で13年現役やってたワケじゃない、明後日の方向でオチがつくのであった。必死で選手名鑑を眺める角田曰く、
「――――対戦球団で一番年俸が高い奴は誰や…? 乱闘になったら無抵抗スタイルでそいつを煽って拳で語らせてよ、法廷オフ(意味深)組むんや。プロ生活最後に一稼ぎするんやで(錯乱震え声)」




