【イ軍編2970】「一体誰の言う事を聞けばええんや」
6年連続99敗等の大暗黒による首脳陣解任&就任ラッシュ、そして頼まれてもいないのに各地に出没してはクソバイス製造機と化すOB連中によって、最弱イ軍では様々な指導法が入り乱れ、野球技術無法地帯と化していたのであった。
「こんだけ色々言われたら、誰のいう事を聞いときゃいいのか分からんのですがそれは…(震え声)」
と、今年大卒ドラフト3位で入団した新人外野手衛藤は、日に5~6回は全く違う打撃論を聞かされ、大いに困惑していたものである。そんな状況で、チーム歴10年目で古参の部類に入る「使い勝手の悪い便利屋」こと諸橋に、たまらずアドバイスを求めたのであった。
「よーし、ほな豪華お歳暮&お中元と条件に、ワイが今までイ軍で生き残ってきたノウハウを教えたろうやないかい! 基本的にここ(イ軍)で教えてくる奴は他から声が掛からないお察し系やから、『誰の言う事も聞かない』が一番正しいんやが(震え声)、まあそういうワケにもイカンやろ。リバース(イ軍の一番打者兼闇商人)みたく、教えられた時だけ従っといて、指導者がどっか行った瞬間元に戻すとかも、よほど器用じゃなきゃ難しい。そこでよ、球団の情勢を読むんやね。今の首脳陣で誰が一番延命しそうか、もしくはOB連中の中で誰が首脳陣になりそうか…。そこら辺の政治的嗅覚を鍛えて、長くおりそうな野郎の教えを聞いとけば大丈夫や。ワイはそうやって人間関係を読むスキルを鍛えて、このイ軍で生き残って来たんや。野球の技術? そんなモン知らん、球団政治(適当)で忙しくて練習する時間なんて無かった(震え声)」




