【イ軍編2961】右へ…もっと右へ…!
昨年3Aで3割35本塁打をマークし、今季サ軍に加入して開幕から2番レフトに定着しチーム最強打者として左打席から豪打を連発している新外人打者フグリッソム。
そんなフグリッソムとシーズン1巡目の対戦となる最弱イ軍戦で、事件は起こった。
二塁打、ホームランと来た三打席目で、イ軍捕手の綿貫が、仕切りに右側――――つまりは左打席――――を意識させるように、
「ユー、右や右! 右しっかり!!!!!!!!」
てな感じで、執拗に繰り返すのである。
「ファーwwww今時メジャーでもこんな逆ギレ死球指示やらんやで! ジャパンにこないな喧嘩野球が存在しとるとは…(震え声)」
と、おったまげたフグリッソム、野球の前に拳でケリを付けてもええんやでと通訳を読んで綿貫に決闘を申し込んだのだが、
「ノーノー! ノー、ファイト! 金持ち喧嘩せず!(適当) ユーにぶつけようとか、そういう話じゃないんやで! マウンドの投手が若手の気は優しくて球はそんなに強くないタイプ(いいとこ無し)なんやが、3回7失点でパニック状態になっちまっての~。監督に頃される! てビビッて力が入らずヒョロ球しか投げられんくなっとるから、『ユーの前に監督がフルボッコ試合のストレスで気絶してて何も見とらん、ベンチ気にせんで大丈V!』サインを送っとると、こういうワケなんやね(震え声)」




