【イ軍編2941】瞬間、心、重ね過ぎて
打たれた球を敢えて要求する、強気というより底意地の悪いリードをする正捕手綿貫の性格の悪さの問題もあり、とにかくバッテリーの呼吸が合わずサイン確定・投球までの時間が長くなりがちな最弱イ軍。
NPBから「何とかしないと制裁金!」と、チラつかされた事もあって、事態の収拾に取り組まざるを得なくなったものである。
「ほなら、バッテリーの心を一つにせなアカンやろ」
と、新球団社長の怪しげな人脈から、異端(意味深)の科学者が浮上。エ〇ァンゲリオンオタが高じてシンクロ率の研究をしており、それを投入する事が決定したのであった。
果たして、綿貫と、「北の火薬庫」こと北朝鮮系ベネズエラ人先発投手チョ・マテヨがバッテリーを組んだ試合で、実際にサイン交換の時間が短縮化されるに至り、「制裁金回避!」「むしろスピードアップ賞で報奨金!」と、イ軍幹部らは満面の邪悪な笑みを浮かべたのであるが、試合が中盤に差し掛かる段階で、遅延をすっ飛ばして、中断する事態となってしまったのであった。
そして、現場待機していた科学者の調査結果は、
「マテヨはんが打たれまくった結果、『アカン、もう投げるとこないし、投げとうない』みたいな強い逆ヘヴン状態になっとりまして、それが綿貫はんの方にも波及。ダブルフリーズで無事死亡したと、こういうワケですわ。ワイのシステムは悪くない、おたく(イ軍)の暗黒が悪い(憤怒確信震え声)」




