【イ軍編2937】最高のチームワーク(意味深)を作った新監督
最弱イ軍の新監督に、かつてスター遊撃手として鳴らした(通算893安打13本塁打)玉浪が就任。相次ぐスキャンダルで監督への道を閉ざされていたと思われていた反動でやる気満々、個人的な人脈をフル活用し、一癖も二癖もある実力派コーチ陣を揃えたものである。
その中でも目玉は「ナリさん」こと打撃コーチ村岡。フライボール革命で長距離打者を量産する「Naシステム」を引っ提げ、こちらもトラブル続きで球界復帰は無いと思われたところの電撃就任なのであった。
だが、玉浪もナリさんも、「ワイが一番凄い」というプロとしてはある意味一番大事なハートを、引退後もそのまま保持してしまってる系である。打撃論の違いで双方一歩も譲らず、一か月経たない内に冷戦状態へ突入し、ナリさんは一軍から二軍に追いやられてしまったのであった。
これに、
「ナリさんは一軍に置いといてください!」
と、異を唱えたのが、一軍の他のコーチ陣であった。
(ナリの育成には失敗したが、他の連中は大成功、一枚岩のチームに仕上げてしまった自分が名将過ぎて怖い(震え声))
と、ガンギマリする玉浪であったが、コーチ連中曰く、
「彼奴だけ今の大暗黒(開幕から7連敗×2)回避はやめてどうぞ(憤怒) 二軍に行ったら玉浪銘柄から外れたと見なされて、ワンチャン延命しちまうからね、一軍におらせて玉浪内閣総辞職(※辞職ではない)! 皆で逝けば怖くない!(錯乱震え声)」




