【イ軍編2923】「〇〇〇で勝ったらスタメン起用したる!!!!」采配
「開幕戦のレフトのスタメンなあ、前日にファミコン版のスーパーマ〇オ1のRTA大会やって、一番速かった奴に決めっから」
と、開幕の前々日にぶち上げたのは、最弱イ軍の新監督久米田。最近、関西の某名将の伝記で、「若手にビールの一気飲みの数を競わせレギュラーを決めた」という逸話を読み、ゲーム廃人揃いのイ軍ナイズしたモロパクリムーヴなのであった。
(ヤングに優しくゲームにも理解のある彼くん、じゃなかった監督さんとして人心掌握、心を一つにして5位戦線に殴り込みじゃ~いッ!!!! ゲームを題材にしながらもせいぜい5分とか6分とかのマリオRTAを選択する事で、野球への悪影響も最小限に抑える名采配やで)
と、鼻息荒い久米田であったが(ヤングに媚びようとするも、課題のゲームが自分がギリ知ってるレトロオブレトロのマリオ1と中途半端)、この志に戦犯系ベテランズが呼応。
「レフト候補ヤング勢よ、マリオ1RTAならワイらがやり方教えてやんよ」
「レギュラー争いを大いに盛り上げるやで。春にそよぐ暖かな先輩の風、謝礼になって返ってくる可能性が巨レ存…?」
と、無駄に親切な先輩風を吹かせ、告知のあった前々日からマリオ1RTA攻略大研究会が指導。徹ゲーを越えた2徹ゲー(大会当日含む)で大いに盛り上がり、コンディション大崩壊に成功して無事死亡。RTAに勝利して開幕戦レギュラーゲットしたヤングが、腕がファミコンのコントローラーの形になってしまった上にヘンなゲームダコまで拵えてしまい、その影響で中途半端なスイングと正面のフライをポロリと攻守に闇過ぎるプレーを連発。監督の指導という事で八百長を疑われる事態に発展し、チームの心を一つするという置き土産を残して(だからって野球で勝つとは言ってない)、久米田は風のように解雇されたのであった。




