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【城戸編587】ビッグミラー作戦
「エア自主トレ&手抜きキャンプで仕上がったガバガバボディを嫌でも意識させたる!!!! これで改心して練習せぇ~ッ!!!!」
という新球団社長の号令で、本拠地東京新宿スタジアムのホーム側室内練習場に、大型ミラーを設置した最弱イ軍。
果たして、おサボり&手抜きのイ軍イズムを象徴する存在の「40億の凡打製造機」こと四番打者の城戸が、巨大ミラー導入後で初の打撃練習場入り。いつもは何のかのと理由を付けて30分いたとしたら3分ぐらいしかスイングしないところを、「えっ!? ワイのボディ、太過ぎ…!?」と自覚、減量を兼ねて必死に振り込んで練習――――とはならず、ピタッと構えたかと思うと、微動だにせず時間だけが経過していくのであった。
「――――アカン、ワイのあまりのカッコよさに、我ながら見惚れちまった――――」
こうして城戸のただでさえ少ない練習量はゼロと化し、まさかの体重維持しつつ調整大失敗で更なる低みに到達してしまい、ただでさえ大便秘の打線が更にキュッと締まり切って(適当)無事死亡したのであった。




