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【イ軍編2911】地獄の8時間ミーティングで最後の監督武勇伝に最も集中する男たち
「野球は頭や」
を合言葉に、就任初日の春季キャンプから、一日8時間と恐ろしく長時間のミーティングを開催した最弱イ軍の新監督、尾浜。
これまで経験の無い異常な長さの座学に面食らったイ軍戦犯系ベテランズであったが、尾浜的には確かな手応えを感じていたのであった。曰く、
「見てみい、彼奴等、初日こそワイの高度な野球論に付いていくのがやっとの様子やったが、一週間も経つと、しっかり仕上がりつつあるで。特に感心なのは、時間割最後の『我が最強バ軍時代』がテーマのワイ人生訓を一番集中して聴いとる事やね。大概、ラストは集中力が落ちるもんやが…それだけワイの現役時代の武勇伝が為になり過ぎる、最強人間力言う事なんやろなあ…」
と、ウットリする尾浜に対し、イ軍「パネマジ広報」白井は、思わず「その幻想をぶち壊す」的な感じで秒速突っ込みを入れざるを得ないのであった。
「いや監督、彼奴等が最後起きとるのは、序盤中盤で快眠してスッキリしとるか、隠れゲームに飽きて小休止しとるかの二択ですわ(震え声)」




