【イ軍編2908】最弱イ軍で唯一スパルタ指導のお陰で大成した男
最弱イ軍に高卒ドラフト4位で入団し、3年後に打率2割4分8厘11本塁打37打点をマークし、主砲としてレギュラーて定着。その後、パリーグの強豪ド軍にFA移籍し、外野のユーティリティ、左の代打としてプロ生活13年を全うした外野手石神。その石神が、折に触れて、「プロで最初の監督が超スパルタの広池監督。あの出会いがワイの野球人生を大きく左右したんやね」と、口にしていたものである。当時、あまりの鬼指導により若手から戦犯系ベテランズまで故障者が続出、チームは試合を組むのが困難なレベルまで人手不足に陥り、且つ、石神本人もほぼ1年棒に振る等散々。しかも石神が病院でリハビリ中に広池は解雇されているのに何故――――。
「いやあ、広池監督も酷いモンやったが、その次に来たのがヤングを型にハメる指導で悪名高い壊し屋ホリーこと堀場監督でなあ。病院から戻って来た選手たちを今度は技術的に破壊させまくりで、イ軍にはペンペン草も残らんかったんや。まあホリーも程なくして風のように解雇されたんやが、ワイは広池時代に強化指定選手で他の奴らより追い込まれとったから、その分復帰まで時間が掛かってなあ。ホリーを全回避出来て技術的には無事やったんや。これがワイ的な広池効果よ(震え声)」




