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【イ軍編2903】ホームランウォーク煽りの真相
「マウンドの詐欺師」こと最弱イ軍の第二先発神崎の登板試合。神崎は安打や味方の失策で毎回走者を出しながらも7回6失点の粘りのピッチングで、6-6の同点で迎えた8回。打席に入った神崎がテキトーに振ったバットから放たれた打球が、風に乗りに乗りまくって、ギリギリでレフトのスタンドにインしたものである。
まさかの勝ち越し弾に、イ軍本拠地新宿スタジアムが不気味に静まり返る中(※絶対勝てると思ってビジターオタが大挙して来てるから)、神崎はほとんど散歩レベルのトロさで、ベースを一周したのであった。
この煽りにしか見えないムーヴに、球場のビジターオタが激怒オブ激怒。大ブーイングの中、本塁に帰ってきた神崎は球審に警告を喰らったのであるが、
「いやあサーセーン、勝つチャンスが出て来たもんだから慎重になっちまったわ。ええ、もうこれはスタミナを少しも無駄に出来んぞと。爆炎リリーフ出されて勝ちを消されちゃたまらんから、完投するしかないんやで。ほんで今は球審はんの警告やろ、休憩ロスタイムみたいなもんやから、正直ありがたいわ(歓喜)」




