【イ軍編2896】「あと何点欲しいんや?」
春先の「球界の盟主」バ軍VS最弱イ軍三連戦。
初戦、両軍エースの投げ合いとなったのであるが、バ軍先発藤倉が珍しく不調。制球も乱れがちなら球のキレも今一つで、四球と単打を絡めて6番に入った先発相原のタイムリーで、イ軍が初回に先制したものである。
ここで盛り上がったイ軍ベンチは、攻守交替のタイミングで「40億の不良債権」こと四番打者の城戸ら戦犯系ベテランズが調子に乗って、
「よお、あと何点欲しいんや?(※取れるとは言ってない)」
と、相原に押し付けがましく訊いたのであるが、それに対するアンサーは、
「いや、0点でいいです」
という素っ気ないもの。
「何や無駄に謙虚やの~。先輩が点やる言っとるんやから、大人しく受けときゃええんやで(※取れるとは言って無い)」
てな感じでブリザード・エア(適当)に不平を鳴らす戦犯系ベテランズであったが、相原が解説して曰く、
「いや、開幕直後のこのタイミングにですよ、エア自主トレ&手抜きキャンプで逆仕上がった諸先輩方のガバガバボディが、出塁してちょっと走っただけでスタミナ崩壊からの動けなくなる様子が目に浮かぶんですわ。からの守備ガバで、1点取ったら3点取られる三倍失点ニキ(錯乱)不可避なんで、もう何もせず大人しくしとってください(憤怒)」




