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【イ軍編2892】ロッカーの綺麗さ性格把握法
若い投手にパワハラじみた指導をした事で苦情が入り、流れ流れて最弱イ軍に拾われた、元サ軍のベテラソ捕手田名重。
本人はサ軍への復讐に意欲を燃やしており、加入初日から気合十分。バッテリーを組む投手の性格を少しでも早く把握しようと、イ軍本拠地東京新宿スタジアムに、一番乗りしたのであった。
だが、田名重特有の投手の性格把握法は、秒速で暗礁に乗り上げてしまい、それを引き摺って、イ軍ではロクに活躍出来ないまま1年で引退に追い込まれてしまったのである。
後年、自費出版した自伝で、田名重は当時を以下のように振り返ったのであった。
「ワイ、ロッカーの整頓状況で投手の性格を見分けるのが得意やったんやが、イ軍の爆炎投手陣のロッカーは、全員が超整理整頓されとっての~。さては投手のマッマが整理しに来とるんかなとも思ったが、違っとった。彼奴等、お薬(意味深)、違法用具疑惑の関係で、いつでも逃亡出来るように、証拠隠滅の一環でロッカー超綺麗にしとったんや(震え声)」




