【イ軍編2875】球界の盟主が繰り出した卑劣な電光掲示板作戦!
オフの大補強による巨大戦力を擁しながら、故障者続出による大不振で、8月初旬の段階でプレーオフも微妙なラインに立たされている「球界の盟主」ことバ軍。特に次の最弱イ軍戦は絶対に取りこぼせないとして、試合開始直前の本拠地球場の電光掲示板に、
「イ軍の尾崎監督、この三連戦後に解任か」
という飛ばし記事を流しまくる、とんでもなく卑劣な作戦に出たのである。
これによりイ軍サイドは激しく動揺、内部崩壊してバ軍が危なげなく三連勝――――という目論見であったが、この畜生ムーヴに、
「ちょ、待てよ!!!! イィヤッホオオォオウウ!!!!wwwwwwww」
と、大歓喜したのが、当のイ軍監督尾崎であった。
というのも、イ軍の大暗黒に嫌気が差して結構前から辞表を出していたのだが、風評被害を恐れられて後任が見つからず、諸々先延ばしになっていたところの、この一報だったのである。
「球団からは何も聞いとらんが、決まっとるんやったら勇気100倍! 最後に思い出作りしたるで~ッ!!!!」
てな感じで退職ハイと化した尾崎は、イ軍の2枚看板であるエース相原、先発二番手神崎を交互に先発―リリーフで使う超豪華リレーを繰り出した上に、気分がノリまくりで代打策も三連戦中5-5で的中しまくり。まさかの逆3タテでバ軍のプレーオフ進出の野望を潰し「呪いの電光掲示板事件」として、後世に語り継がれる事になったのであった。




