【イ軍編2871】運命のTTドラフト
某関西の高校野球強豪PK学園で、今年のドラフトの目玉となっているTTコンビ、投手玉木、野手土屋。どちらも意中の球団として「球界の盟主」バ軍と公言しており、バ軍がどちらをドラフト1位指名するか、大いに注目されていたものである。
だが、そんな折、このTTのどちらかを1位指名しようとする最弱イ軍に、意外な情報が持ち込まれた。何と、玉木が隠れイ軍ファンで、指名されたら入団確率100%というのである。
「こマ!!!!???? 有力選手から入団拒否率100%超え(1回拒否された後にもう1回指名して拒否られる例多数の為)の我が軍に、自分から入りたがる1位候補とか初めて聞いたで! 5年後に優勝する(※Bクラスの)シャイニングロードが見えた」
と、イ軍サイドはヘヴン&ヘヴン、全力で土屋1位指名へ――――というのが、この捏造情報を流した玉木サイドの黒い台本であったが、イ軍首脳陣もそこまで純情ではなく、
「自分から入りたいいう事は、他じゃドラフトに掛からん重大な故障持ちなんやろなあ…。契約金だけ持ってかれて養分になってもしゃーないし、ここはもう一人のTT、玉木を指名しとくか」
という方向に流れて、玉木1位指名からの重複によるくじ引きで1/4から当たりクジを引いて無事死亡。玉木サイドはバ軍入団の野望を打ち砕かれ、ジャスティスは保たれたのであった(適当)。




