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【イ軍編2867】ぶっちぎり最下位なのに監督のオーナー報告でヘル回避する神采配
プロ野球12球団恒例、前半戦終了時のオーナー報告面談。チーム成績によって悲喜交々の人間模様が展開されるのが常であったが、この時点で挽回不可能な借金を背負っている最弱イ軍のそれは、意外にも荒れず、穏当に終了するのがここ数年の常なのであった。
「ぶっちゃけオーナーは野球に興味無いんやろなあ…」
「お薬(意味深)入り飲料で誤魔化してる可能性が巨レ存…?(震え声)」
と、様々な想像を巡らすイ軍オタであったが、
「その点についてはワイら、万全の対策を取ってるからな」
てな感じで、球団側はオーナー報告対策に自信ニキなのであった。というのも、
「監督マシンガン交替で、ここ数年はオーナー報告直前に新監督にしとるからね。新監督的には当年今までの暗黒は知ったこっちゃあないから冷静に報告出来るし、オーナーも強く出られないんや。これが大暗黒時代の中で仕上がった、最強処世術なんやで(震え声)」




