【イ軍編2864】最強打者の目を思わず瞑らせたライトニングボール
最弱イ軍の世界記録保持者(※打たれる方)コンビ、“風神雷神”の一角、雷神こと渡瀬の先発登板試合。対するマ軍の最強打者小磯の第一打席で、事件は起こった。
これまでの小磯VS雷神は、打率7割5分、13ホーマーと圧倒的にカモっていたのであるが、初球、雷神の決め球「ライトニングボール(※打たれた打球の鋭さライトニング)」に対して、瞼が絞り切れそうなほど強く目を瞑ったのであった。
(えっ…!? ここは場外ホーマー確定でワイが目を瞑るところの筈やが…。まさか気付かん間に、170kmでガン曲がりするとんでもない魔球を投げていた…!?)
と、おったまげつつドヤ顔不可避となった雷神。
しかして小磯は、
(仮〇通貨投資詐欺で億の借金背負ってからの八百長指令で、今日は絶対凡退せなアカンのに、風神のライトニングボールは打ちた打ちた過ぎてヤバい! 思わず目を瞑ってもうたが、そうせんかったら絶対ホームラン打っちまっとったで)
そして二球目、雷神が放った渾身のライトニングボールを目を瞑って遣り過ごそうとした小磯であったが、ライトニングボールが放つそよ風のようなホームランボール音(適当)に体が反応してしまい、無意識のフルスイングで看板直撃ホームランを放ってしまったのであった。




