【イ軍編2855】ドラフト1位クジ当てメッセリハーサル球団
ドラフト会議1週間前。今年の目玉はKO大学4年、強打の外野手氷川。6大学リーグで首位打者、本塁打王を3度獲得し、その高い打撃技術はプロでも間違いなく通用すると、その筋からも太鼓判を押されていたものである。
実力に加えて顔面偏差値60前後とイケメソな上にスター性もある為、巷の予想では5~6球団の重複1位指名になる事が予想されていた。
そんな状況で、最弱イ軍が「クジを当てた場合の、球団社長から氷川への熱いメッセージ」予行練習をしているとかいう怪情報が、球界を駆け巡ったのであった。
「何やこの絵に描いたみたいな絶対クジ当たらん的な意味での死亡フラグは…」
「ヒールの鑑ムーヴ乙」
てな感じで世間の反応は塩&ブリザードであったが、イ軍内部的には止むを得ぬ仕儀なのであった。以下、高額お小遣いに釣られて、思わず機密情報をゲロってしまったイ軍某幹部曰く、
「現場的には万が一クジ当てても選手から入団拒否られる可能性が1000%な上に世間から叩かれるから指名したくないんやが、オーナー指令で氷川1位は動かせんでの~。仮にクジ引いちまった場合、球団社長の心理的ダメージがデカ過ぎて放心状態、喋れなくなる危険性が高いから、先に手を打っとこうと。あれは予行練習なんかやない、放送事故回避の為の、コメント動画を撮影しとったんや(震え声)」




