【イ軍編2850】最弱球団で胴上げ投手の夢を達成した男
今から10年前、「マウンドの詐欺師」こと最弱イ軍の先発二番手神崎が金銭トレードでチーム加入時、
「チームからはクローザーでやってくれと言われてま! 30セーブぐらいして、胴上げ投手になるのが夢ですわ」
と、ぶち上げて、「クローザーてポマエ、通算防御率4.94の五流選手が何言うとんじゃワレ~~~~ッ!!!!」と、各方面から総突っ込みを喰らったものである。
その後、チームが弱過ぎてセーブシチュエーションが全く無い事に加え、折からの人材難で先発に配置転換。スタミナだけは結構あった神崎は、防御率4点台中盤、9回4~5失点ながらもチーム最高勝率(高くて4割)をマークするなど主力として活躍。神崎が加入後は毎年最下位が続いたが(加入前から最下位だったが)、6年目に胴上げ投手になる目標が達成されたのであった。というのも、
「日本記録の18連敗をワイが止めた試合ね。延長でどうなる事かと思ったが、自援護タイムリーで7-6のサヨナラ、10回6失点完投勝利と。球団から日本記録作ったら罰金徴収と言われとったから、チームの連中も皆大歓喜しての~。当時のチーム勝率2割台でぶっちぎりの最下位やったんやが、罰金回避の祭りだワッショイ言うて、胴上げしてくれましたわ」




