【イ軍編2832】コーチの言う事なんか基本200%聞き流すイ軍戦犯系ベテランズが、思わず反応してしまった説教
「目っ覚ませ、もっとお前ら! いつまで甘えてやってんねん野球! その気でやらんかい、アホウ!」
と、0-13で負けている5回表の攻撃開始前に猛檄を飛ばしたのは、最弱イ軍の新打撃コーチ、羽芽‘(はめ)である。先発はエース相原だったのであるが、野手陣の失策に見えない巧みな手抜きプレーをきっかけに3回8失点の大炎上、打線は2度の満塁機に全凡退で無得点という惨状で、ガンギレしての「ワイは頑張っとるけど選手が最悪です!」という意味合いのアフォーマンスであった。
通常、指導者のこの手のムーヴには塩&ブリザードで全く相手にしないイ軍戦犯系ベテランズであったが、この日は珍しく殊勝な態度で羽芽の説教を聴いていたのであった。
(フッ、ワイの指導力を持ってすればこんなモンよ。上は通算53安打の実績を不安視しとったらしいが、名選手必ずしも名監督に非ずやからなあ。あと二軍では427安打打っとるんやで)
てな感じでヘヴン状態で説教ブースト掛かる羽芽であったが、終わった後の戦犯系ベテランズの感想戦が、
「全くたまらんの~、ああいうお薬ガンギマリなファソがベンチまで入ってきて演説始めてよ~」
「パワハラワードとかしっかり録音したからな、後日、法廷オフで会う仕込みは整えたで。ファンは財源、ファンは宝物(意味深)」
そう、羽芽の説教が響いたなんて事は一切無く、イ軍があまりの大暗黒で首脳陣の解任&就任を繰り返した結果、選手の誰もが羽芽をコーチとして認識しておらず、頭のおかしいおんじが乱入してきたと思って、単にビックリしていただけなのであった。




