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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
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【城戸編570】対戦投手が敬遠指令に猛反発! フタエの〇〇〇を実現した日本最強打者!

 一死一、二塁のチャンスで最弱イ軍の四番「40億の凡打製造機」こと城戸が打席に入った場面で、事件は起こった。

 打ちなら併殺、打率維持でバント狙いでも併殺を狙えるという状況で、対戦サ軍ベンチが、まさかの敬遠を選択したのである。

「八百長!」「放棄試合!」等、サ軍オタからの怒号が鳴り響く中、

「シーズン開幕一か月で打率1割5分とはいえ、城戸は腐っても首位打者4回のタイトルホルダーやで。ワイはそろそろ打ち出す予感がするんや」

 と、周囲に聴こえるように独り言を呟くサ軍監督であったが、ぶっちゃけ某組織に命じられての八百長采配であった。

 だが、その指令にガンギレ猛反発し、マウンド蹴り上げ、号泣を披露したのが、普段は無表情で感情を全く露わにしない、この試合のサ軍先発投手、青島である。

「はえ~ッ! 彼奴にもああいうホットな面があったんやの~」

「まあ自動アウト製造機を出塁させるなんて屈辱以外の何でも無いやろ」

「引退後の鉄板バラエティ出演ネタが出来て良かったね(適当)」

 等々、スタンドの反応は様々であったが、青島的には、

「監督の八百長野郎、何してくれとんねん! 彼奴がヤオっとる言うのはガチやったんやなあ…一体どこの組織や! こっちはワザと城戸に打たせて一発逆転(レート的に)を狙う高度なミッションにチャレンジしとったのに、全部ぶち壊しや!!!!」

 てな感じで、ぶっちゃけ監督とはまた違う組織発の八百長なのであった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 八百長VS八百長 城戸さんの前では悪は一つしか栄えられない(震え声)
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