【城戸編569】ストップ・ザ・超逸材ドラフト一位ニキのカワイソス起用
某中京地区の球団で、4年前のドラフト一位野手尾根が、元甲子園投手の経歴を活かして? 敗戦処理他の大差が付いた試合でリリーフとして度々起用され、「これぞ魅せるプロ野球、オタはこれが見たかった」「いや、中途半端な二刀流は尾根の未来を破壊する」等々、物議を醸していたものである。
だが、シーズン何度目かの最弱イ軍三連戦で、「このシリーズでは尾根は野手一本で起用しますわ。ワイの素晴らしい打撃指導で、今ED(ええ感じの打法)に仕上がっとるからね」と、球波監督が明言したのであった。
「球波の糞起用を正してしまう、ワイらの凄過ぎる威厳が怖い(震え声)」
「セーブ・ザ・甲子園優勝のドラフト1位野手。尾根君、念願の野手起用を実現したワイらへのお中元(直球)待っとるで」
てな感じでノンストップ勘違いモードに突入したイ軍戦犯系ベテランズであったが、此度の尾根起用については、某中京の球団からすると、勝つ為の最善手だったのである。以下、某中京の球団のスタッフミーティングより――――
「投手運用が火の車でリリーフ尾根が使えんのは、やっぱりキツイの~」
「まあしゃあないわな、ワイらの重要なアウト製造機である四番の城戸が、代理監督権限でリリーフ尾根に合わせて代打ワイやってくるから…」
「城戸がスタメンから落ちると、体感5割増でイ軍打線が怖くなるからなあ…。それにしても、実質素人の尾根に臆面も無く代打ワイで打率を稼ぎに来る城戸のメンタル、マジパネェわ(震え声) 彼奴は『これがプロ、これがファンサ』言うとったが、こんな事が出来るのは城戸しかおらんから、ある意味ファソは希少な物が見れてファンサと言えばファンサの可能性が微レ存…?(錯乱)」




