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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
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【イ軍編2823】ホームラン叩き落とし前科0犯のぐう聖オタ勢

 プロ野球でたまに発生する希少イベント、「外野のオタが旗振り回したり強引に取ろうとしたりで打球を叩き落としてしまい、ホームランが二塁打に」。今季早々、「球界の盟主」バ軍のオタが対戦チームのホームランを妨害する形になって、大揉めオブ大揉め。親会社が何とか矛先を逸らそうと、系列のマスゴミを使った他11球団のやらかしを調査。もっと言うと、「球界の掃き溜め」最弱イ軍の過激派原理主義系応援団「狂イ会」なら前科の二犯や三犯は絶対やらかしてるから、そこを掘り起こして悪目立ちさせようという腹なのであった。

 だがしかし、他球団でこそ数件の叩き落とし事例があったものの、意外にも最弱イ軍では一件も無し。このバ軍の黒い野望を、某週刊誌のリークで知ったイ軍戦犯系ベテランズは、

「そらそうよ、何せ球界一意識高い、ハイクラスなワイらのオタやっとるぐらいやからの~。打球を叩き落とすとかそんなはしたない真似、するワケが無いんやね」

「いや、その調査、何かおかしくないか? 記者が当事者からお小遣い貰って黙らされとらんか?」

 みたいな勘違いと疑惑のアンサンブルを奏でたものであるが(適当)、そこにはイ軍絡みでしか有り得ない、笑撃のオチが存在していたのであった。嫌々取材に当たった記者曰く、

「まあこのネタは結果が全て、いかにホームランを台無しにしたかが焦点やからの~。狂イ会のムーヴなんて、みんな忘れとるんやで。ええ、イ軍の爆炎投手陣があまりにもホームラン打たれるもんで、ちょっとでも防げないかと、狂イ会が組織的にホームランキャンセルを目指した事もあったんや。しかしなあ、爆炎投手陣が投げる球がガバガバ過ぎて万事休すよ。打球があまりにも強過ぎて、一回もグラウンドに叩き返せなかったんや(震え声)」

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