【城戸編568】「ピッチャーワイ!」で登板した日本最強打者から特大ホームランを打った空気読めない系打者に大ブーイングを浴びせるツンデレ系イ軍オタ
12球団最強打線のマ軍VS最弱イ軍戦。
8回までで17-1と大差が付いた展開で、大便秘打線では億に一つも逆転不能な状況。事ここに至ってはリリーフの無駄遣いも避けたいという流れとなり、イ軍の代理監督であるところの城戸が、「ならばワイが皆の為に犠牲になろう」と、ちょっと自分が目立って思い出作りもしたいというのが95%で、「ピッチャーワイ!」を繰り出し、マウンドに登ったのであった。
最初の打者こそ城戸登板にビックリした流れのままに中途半端なスイングを誘発して打ち取ったものの、そこは素人投手の哀しさ、立て続けに二塁打を喰らった上に、マ軍の四番打者に特大のホームランまで浴びせられたものである。
「こんなトーシロ相手に打ってもしゃーないやろ」
という微妙な表情でグラウンドを一周するマ軍の四番(内心ではタイトル争いで有利になるからガッツポ)であったが、城戸には厳しいイ軍オタが、マ軍四番に全力ブーイング。
(ファソのみんな、空気の読めん彼奴に全力でカマしとるやで! ユーたちは極度のツンデレやから、対戦相手をディスる事でワイへのラヴを表現しとるんやろなあ…。しかしワイは本職やないんやから、ホームラン打つとか大人気なさ過ぎるやろ! ていうか一体誰の指示でワイをマウンドに上げたんや! あっ、ワイやった!)
てな感じで苦笑しながらファンに「冷静になってや」ポーズをカマす城戸であったが、そのポーズが火に油、余計にマ軍四番へのブーイングが激化するのであった。
「ユーがちゃんと打たんから、城戸が追いウザムーヴ繰り出してくるんやで!」
「殺人ライナーが売りなんやから、ちゃんと頃してくれんと困るがな! ファンが望む事(意味深)を実現してこそプロ野球やで!(憤怒震え声)」




