表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
3770/5134

【イ軍編2820】差別に敏感外人ニキを納得させた、聖域の守り人たち

 3Aで3年連続28ホーマー以上の実績を引っ提げてセリーグのマ軍に加入した新外人ファッコビー。2割4分台の低打率ながら遺憾なく長打力を発揮し、シーズン最終週までにNPB日本人シーズン記録の55本塁打をマーク。しかしながら、「これ以上、外人打者にビッグワソの記録を越えさせない」とする闇の力(意味深)が働き、最後の三連戦の相手である「球界の盟主」バ軍投手陣は、全打席勝負せずの、四球攻めを敢行したのであった。

 これに激おこしたファッコビーは、「ファッキューNPB! もうワイは帰る! 条件次第では!」と、ガンギレアピールする事で世間の同情と親会社の露出を買い、そこから産まれたインセンティブで心の傷が癒され、来季もNPBでのプレーを続行。そして何の因果か、またしても最終三連戦を残した時点で55本塁打をマーク、からの、12打席連続四球という、昨年をトレースしたかのような結末となったのであった。

 だが、この状況に対し、ファッコビーは怒りを示さず冷静に対処。納得した表情で、感想戦に臨んだのである。曰く、

「去年と違って、今年は勝負してもらった結果だから。(最後に対戦した)最弱イ軍の爆炎投手陣は、全員ビビりまくりな上にとんでもない魔制球やからね。ワイが仕入れた裏情報じゃあ、逃げたら罰金だったらしいし、彼奴等の目を見れば勝負しに来とるのは分かる。その結果で球が上ずって一球もストライク入らんかったいうのは、残念やが納得せざるを得んわな(震え声)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ