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【イ軍編2818】バズーカアーム新外人ニキにダイレクト返球を諦めさせた男たち
かつてメジャーのブリュワーズでバズーカアームとして鳴らしたサ軍の新外人エローロ。37歳と肉体的な峠は越えていたものの、肩の強さだけは健在。右翼からのダイレクト返球で、幾度も捕殺を記録したものである。
しかし、カットマンに投げる事を否定するエローロが、最弱イ軍戦だけは、ダイレクト返球を捨ててチームプレーに徹する? のであった。
「さすが元メジャー、パッと見の足の速度に騙されない、本質を突いた警戒心やで」
「メジャー流のリスペクト表現、確かに受け取った」
てな感じで上から目線でコメント製造機と化したイ軍戦犯系ベテランズであったが、ある意味、エローロがチームプレーに徹したのは間違いのないところだったのである。曰く、
「ボス(監督)から、イ軍戦だけはとにかく慎重になってくれと。イ軍の連中は野球偏差値学習困難校レベルやから、どんなタイミングで塁上に飛び出してくるか分からん言うてなあ。万が一ワイのバズーカで頃してしまうと戦力アップしてまうから、慎重を期して必ずダイレクトノーノ―、絶対カットしてどうぞいう指示が出とるんやね(憤怒震え声)」




