【イ軍編2797】「ラァアアアァイ!!!!」怪鳥コール目立ちたがり審判を黙らせた男たち
試合のターニングポイントになりそうな際の判定で、
「ラァアァアァアアイッッッッ!!!!(※ストライク)」
てな感じで怪鳥のような奇声を上げ、試合の盛り上げに一役買う事に定評のあるベテラン審判黒戸。しかし、最弱イ軍の爆炎投手陣が投げている時だけは、何故か前述の叫びを自粛? しているのであった。
「NPB史上に残る素晴らしい投球を、球審の立場でしっかり噛み締めとるんやろなあ」
「そらワイらの威厳を以てすれば、黒戸如きが目立とうとするなんて出来るワケがありませんよ(確信)」
てな感じで、自らに都合のいい妄想を繰り広げては悦に入りまくるイ軍爆炎投手陣であったが、やっぱりというか何というか、真相は全く逆方向に存在していたのであった。後年、黒戸が自費出版した自伝で曰く、
「ワイの自慢の美巨声コールも、イ軍投手陣が投げてる時だけは無理やった。何せ彼奴等が魔制球過ぎて、試合を終わらせる為にはストライクゾーンを激ガバにぜざるを得んからね。対戦球団もNPBも半ば公認とはいえ後ろめたい事をやっとる自覚は強かったから、どうしても一歩引いてしまうんや(震え声)」




