【イ軍編2781】ヤングエースがノーヒットノーラン達成の陰に、戦犯系ベテランズたちの涙不可避アシストがあった!
最弱イ軍の若きエース相原が、プロ野球最強打線のマ軍を相手に、初回の2四死球のみで無安打に抑え、打っては自ら適時三塁打で挙げた1点を守り切り、ノーヒットノーランを達成。
「あまり認めたくはないですが、まあ今回はチームの癌――――いや、ベテランの皆さんのおかげでしょうね」
と、渋々と言った態で、相原が試合後の取材に答えたものである。
「あのヤングDQNが素直にお礼を言えるようになったとはなあ…。人間教育力12球団ナンバー1(確信)」
「ノーノー達成でお礼100倍返しイエスイエス(適当)」
てな感じでここぞとばかりドヤ顔披露が止まらないイ軍戦犯系ベテランズであったが、そこにはやっぱり彼奴等にしか有り得ないオチが存在していたのであった。相原曰く、
「ノーヒットノーランで200万のインセンティブが付くのを彼奴等知っとりますからね、その分、自分らの年俸が削られるかも知れないと危ぶんで、何とか阻止したろうと。ノーノー継続中はフツー投手に話しかけん言いますが、まあベンチで『ユー、まだ打たれてないって気付いてる…?』『ノーヒットノーラン達成した奴は、その後パッとしないジンクスあるらしいからなあ…』みたいな感じで、揺さぶり掛けまくりでの~。こっちも『あ、これは無理やろなあ…』思って力まずに投げられたのが、逆にいい結果に繋がりましたわ」




