【イ軍編2768】この新コロ時代にしか起用出来ない、使い勝手の悪い便利屋二号
今季から最弱イ軍に加わった、バッテリーを含めた全守備位置イケる上にスイッチヒッターの超便利屋、小室。
「コッロダメ、ゼッタイ」
という哲学で、常時グラサン&マスクを装着する、謎の選手なのであった。
様々な局面に対応出来るスーパーサブという立ち位置であったが、一日の試合の中では基本的にポジション固定。更には打撃も左右どちらかに絞ってプレーという、便利屋という触れ込みの割には、首脳陣もちょっと扱いに困っているという態。
この小室を巡って、イ軍首脳陣ではしみじみと感想戦が行われたものである。曰く、
「人手不足が解消されるのはありがたいが、この小室システム、やっぱちょっと使い辛いの~」
「基本的に派遣されてくるのは一人やからね。同じ試合の中でポジを動かせんのが痛い。あと実質スイッチじゃないし」
「とはいえ、イ軍戦犯系ベテランズの中に入ったら、主戦力も主戦力やからなあ。今日びの大学生や独立リーガーは大したもんやで。――いや、逆にイ軍の選手が酷過ぎるだけの可能性が巨レ存どころじゃない(確信震え声)」
そう、小室とは一人の選手ではなく、その時々で覆面バイトに来た選手の集合体。この新コロ時代にしか存在しえぬ概念なのであった(錯乱)。




